2017.12.04
~インタビュー訪問 第1弾~「ダイキンHVACソリューション中四国株式会社」へ行く
【インタビュー者】
ダイキンHVACソリューション中四国株式会社 取締役 広島支店 福家支店長
岡本 今回はインタビュー訪問第1回目ということで、2018年1月に新発売されますダイキン工業株式会社の『マルチキューブ』についてお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。」
福家支店長 こちらこそよろしくお願いします。
岡本 さっそくですが、今回のマルチキューブはどのような特徴のエアコンなのでしょうか。」
福家支店長 マルチキューブの特徴は大きく3つあります。1つ目は「大空間でも個別に調整できる空調」、2つ目は「長尺冷媒配管による高い設置自由度」、3つ目は「増設バルブキットにより簡単に増設ができる」ことです。
福家支店長 マルチキューブが生まれたきっかけをまずはお話したいのですが、大手自動車製造会社様からこういったことができないかと打診を受けて開発が始まったことがきっかけでした。
岡本 どのような要望だったのでしょうか?
福家支店長 大規模な生産工場で、少しでも作業している方に快適な空気を届けることができるようにならないか、というご要望でした。その結果、大空間でも一人ひとりに合わせた温度、風量調整ができ、使う人に合わせた快適さを実現する、個別調整可能な空調、ということになりました。
岡本 これまでの機器では個々に合わせた空調は難しかったのでしょうか。
福家支店長 これまでの大空間の空調ではダクト式のスポットエアコンが主流です。ダクト式のスポットエアコンでは人がいる、いないに関わらず、風を出し続けるしかできませんでした。体調が悪い人がいれば風を弱めたり、暑がりの方がいれば風量を強くしたりなど、作業する方1人1人のご要望に対応することが難しかったのです。
岡本 なるほど。1台1台で電源をオン、オフすると省エネにもつながりますね。
福家支店長 タッチパネル式の集中コントローラーで事務所からでも簡単に管理できることも特徴の1つです。
福家支店長 マルチキューブはダクトではなく、冷媒配管で機器をつなぎます。ダクト方式では、最初に吹き出す位置を決めてしまうと、場所を変更することが難しいという特徴があります。
岡本 冷媒配管だと、工事の規模も抑えることができ、レイアウト変更の自由度がとても向上しますね。工場の中にダクトをはわすとクレーン作業などで工事が大変になりますし。
福家支店長 レイアウトの自由度もですが、増設が簡単になったことが大きな特徴です。
岡本 3つ目の特徴ですね。
福家支店長 ダクト方式のスポットエアコンでは、後でもう1箇所増やそうとしても風量が足りないから増やすことができない状況がありました。その点、マルチキューブは増設用のバルブキットを導入していただくことで、簡単に空調機器の増設ができるようになりました。
岡本 設置の仕方もいろいろできるようですが。地中から冷媒配管を立ち上げたりすることでいろいろな場所に設置可能ですね。
福家支店長 天井から吊ったり、地面に設置することもできますし、柱にもつけたりなど様々な環境に応じた設置が可能です。大手自動車製造会社様は置型を選ばれました。
岡本 今後マルチキューブを中四国でどのように拡販する計画でしょうか。
福家支店長 営業戦略的には狙っている一番熱い市場は工場です。好調なファクトリー市場の切り込みとして、他社にない製品として大々的にPRしていきたいと考えています。
岡本 瀬戸内地域は国内でも有数の工場地帯で、今後が期待できる市場ですよね。弊社としても全面的にPRしていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
福家支店長 是非よろしくお願いします。
岡本 今年弊社は、ダイキン工業様とのお取引が55周年を迎えました。今まで以上にダイキン製品の良さを世の中に広め、快適な空間を広げていきたいと思います。今度ともお力添えの程、よろしくお願い致します。本日はありがとうございました。
(あとがき)
今回取材させていただいたマルチキューブは、とても画期的な商品でこれまで以上に大きな空間の中で働く人たちに快適に過ごしてもらえる商品だと感じました。検討をご希望の場合には、お気軽に弊社までお問い合わせいただければと思います。
(マルチキューブ リンクURL)
http://www.daikinaircon.com/catalog/setubi/products/multicube/